森とくじら(旧ブログ)

日々の暮らしでお気に入りのモノの事などを書いてます。

kuksa(ククサ)水漏れ事件①

今日は毎年この時期に作る甘夏みかんのジャムを作りました。

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昨日の『初kuksa、コーヒー味変化事件』から1日経ち…

今日もkuksaを使おうか迷いましたが、やはり使い続ける事にしました。


kuksaを使用されてる方で『コーヒー豆の油』をコーティングに使い、見事美味しいコーヒーが飲める様になった方のblogも拝見しました。

ジャムを作る休憩の時に今日は紅茶を飲んでみようと思います。

ドキドキしながら、kuksaに紅茶を注いでみました。

すると何と言うことでしょう!!

木の道管を通って、一気に気泡と共に紅茶が染み出てきましたーーっ(汗)。
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ノーーーーッ Σ( ̄ロ ̄lll)


おまけに気泡の弾ける"プチプチ"音までします。

早速ネットで調べると、その様な経験のある方のblogや対処法も書いてありました。


私のkuksaは中上部がすごく薄く削られていて、薄い所だと多分2mmもないと思います。

昨日の初kuksaの時は、水で濯いだ直後だったのと

『まさかの水漏れなんて有り得ないでしょ。』と、

『あれ?』とは思っていたけど、もしもそうだった時のショックは大きいので

"気のせい、気のせい…"と思って誤魔化していたんです。



対処法での『茶渋を付かす』までは待っていられないので、

取り合えずコーヒーの粉を力と祈るように念を込めて擦り込み、胡桃の油でコーティングしました。

道管に細かいコーヒーの粉が挟まってちょっと色黒になりました。

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因みに紅茶のお味は『木のお茶』に変化してました。

コーヒーよりも酷かったです。

温かく繊細な味の物は駄目かもしれません。






kuksa(ククサ)の改造計画 ②(完成編)と初使用


意を決して下の穴の方を切り取ることにしました。


迷っていたのは¥8000という値段と、

おじさんの手作りのオリジナルという事と、

失敗したら後がない‼

という事で迷いに迷いましたが、

"あまり気に入っていないのをそう思いながら使うのはおじさんにも悪い"

という勝手な言い訳を作り、自分のお気に入りにする為にやりました。



まず、下の2箇所をノコギリで切ります。

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後は角張った所を彫刻刀で削り、目の荒い60番からヤスリ掛けして最後は400番で全体を磨いて胡桃の油を塗りました。

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元々の形も活かされて、くじらのイラストの様なkuksaが出来上がり、これはこれで良いのではないかと思われます。



水で濯いでから恐る恐るコーヒーを注ぎました。

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う~ん、見た目は良い感じ!

しかし、飲んでみてビックリ‼

私の濃いコーヒーは木の香りと木の味しかしない飲み物に早変わりしていました。

ネットでも

『木の味しかしない。』とか

『塩の味しかしない』とか見かけたけど、これほどまでとは思いませんでした。


しかし、私のkuksaはしょっぱい事はなかったです。

もしかしたらコーヒーが濃くて感じないのかな?

と思ってその後水も飲んでみましたが、

塩気を感じる事はなかったです。


しかし、ようやくお気に入りのkuksaが出来ました。

kuksa(ククサ)の改造計画①

5月25日に購入したkuksa。

(前回の記事はこちらkuksa(ククサ)を探す旅へ - 森とくじら)


どうしても私の気に入った形ではなく、取り合えず角張った持ち手をヤスリ掛けして丸くしてみる事にしました。

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ヤスリ掛け前┐

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ヤスリ掛け前┐

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ヤスリ掛けをした後、胡桃の油を塗っています。

少しは良くなったものの、どうもいまひとつ…

と、いうのも私が探していたのはもともと

【プーハリ】

中でも1つ穴のkuksaが欲しかったので、それが引っかかる原因なのかもしれません。

妥協をして買うからこういう事になるんだと改めて思い、反省をするばかりです。



追記
(その後更に改造しました。その記事はこちらkuksa(ククサ)の改造計画 ②(完成編)と初使用 - 森とくじら)

kuksa(ククサ)を探す旅へ

ネットではプーハリのkuksaがないので、自分の足を使って探してみることにしました。

アウトドアショップや雑貨店などを探して回っても、kuksa自体置いてありませんでした。

そして個人経営の小さな小さな雑貨店でようやく見つけたのがこのkuksaでした。
このお店では他にも【Wood Jewel】(だったと思う)も扱っていました。

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さてこのkuksaですが商品説明もタグも焼印も何にも付いておらず、手に取って良く見ると作りが雑っ!!

しかもちゃんとヤスリで磨かれてないので、手触りも悪くザラザラしていて、底から見ると形も歪んでいます。

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なのに¥8,000!

しかし作りは雑ですが、カップの部分は機械彫りではなく、ちゃんと手彫りで作られていました。

お店(店主)の方にどういったkuksaなのかを訊いてみると、このkuksaは店主がフィンランドへ行った際、マーケットでおじさんが手作りした物を直接購入した様でした。

私が「材質は白樺ですか?」と訊くと、

店主「おじさんの話では『白樺のこぶで作った。』とは言っていたけれど…。」

という事でプーハリではないけれど、どちらかを購入しようと決めました。

暫く店内で美しく完成された【Wood Jewel】のkuksaか、おじさんのkuksaか迷って

結局、おじさんのkuksaを買うことにしました。

何となくだけど『このkuksaを自分で育ててみよう』と思ったからです。




店主の「プレゼントですよね♪?」の言葉に、

あの『kuksa不幸話』が頭を過って

「いいえ、自分のです。」とも言い切れない私は

見栄を張り、

笑顔で「あっ、はいっ!お願いします!」と言い、


kuksaはリボン付きで御立派にラッピングされ、"自分へのプレゼント"を抱えてお店を出ました。



kuksa(ククサ)との出会い

2012年、当時私は仙台に住んでいました。

そこでたまに立ち寄る雑貨店で、初めて『kuksa(ククサ)』を見ました。

とても美しい模様(visakoivu/ヴィサコイブで作られた物)に一目で気に入りましたが、ただの輸入の『木のカップ』に¥8000位の値段が付き、その値段に驚いて買う気も失せました。

『まぁ、いつかは…』と思っている内に、いつの間にか店頭から姿を消しました。

そして…世の中のkuksaブームも去って?
私もkuksaの存在をすっかり忘れた頃に、近所の雑貨店で安いkuksaを見付けました。

Sが800円、Mが1200円、Lが1800円で、タグを見ると材質は白樺、しかし中国製の物でしたがお試しでSを買ってみることにしました。
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早速ネットでkuksaの事を検索すると、当時流行っていたであろうと思われるブログの記事やらが沢山出てきました。

『kuksaは自分の為に買ってはいけない
『自分の為に買うと不幸になる』
的な根も葉もない話に、一時はガッカリしたものの

『自分への贈り物と思えば良いか…』などと勝手な解釈をする事にしました。


さてkuksaですがネットで見ていると、それぞれの工房で特徴のあるデザインのkuksaが製作されている事を今更ながら知った訳です。

その中でも私には『Puuhari(プーハリ)』製が一番デザインも良く美しく魅力的に見えました。

『プーハリが欲しいっ!!』今やその美しさの虜になった私は、片っ端からヒットする画像や記事を検索しました。

しかし今やプーハリ自体製作もされておらず、どのお店も売り切れでした。(そりゃそーか、今は2016年だ。)

そこで、手持ちのこの安いkuksaを『800円なら失敗しても諦めが着くだろう』と思い加工してみることにしました。

出来上がってみると、削ったせいもあってかなり小さく感じましたが、それでも自分の思った感じに仕上がったのでまぁ満足です。

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(容量は約30ml)