kuksa(ククサ)を探す旅へ
ネットではプーハリのkuksaがないので、自分の足を使って探してみることにしました。
アウトドアショップや雑貨店などを探して回っても、kuksa自体置いてありませんでした。
そして個人経営の小さな小さな雑貨店でようやく見つけたのがこのkuksaでした。
このお店では他にも【Wood Jewel】(だったと思う)も扱っていました。
さてこのkuksaですが商品説明もタグも焼印も何にも付いておらず、手に取って良く見ると作りが雑っ!!
しかもちゃんとヤスリで磨かれてないので、手触りも悪くザラザラしていて、底から見ると形も歪んでいます。
なのに¥8,000!
しかし作りは雑ですが、カップの部分は機械彫りではなく、ちゃんと手彫りで作られていました。
お店(店主)の方にどういったkuksaなのかを訊いてみると、このkuksaは店主がフィンランドへ行った際、マーケットでおじさんが手作りした物を直接購入した様でした。
私が「材質は白樺ですか?」と訊くと、
店主「おじさんの話では『白樺のこぶで作った。』とは言っていたけれど…。」
という事でプーハリではないけれど、どちらかを購入しようと決めました。
暫く店内で美しく完成された【Wood Jewel】のkuksaか、おじさんのkuksaか迷って
結局、おじさんのkuksaを買うことにしました。
何となくだけど『このkuksaを自分で育ててみよう』と思ったからです。
店主の「プレゼントですよね♪?」の言葉に、
あの『kuksa不幸話』が頭を過って
「いいえ、自分のです。」とも言い切れない私は
見栄を張り、
笑顔で「あっ、はいっ!お願いします!」と言い、
kuksaはリボン付きで御立派にラッピングされ、"自分へのプレゼント"を抱えてお店を出ました。